50分のドライブで、車山に到着します。霧ヶ峰、白樺湖、蓼科、女神湖と標高1500メートルの高原を駆け抜ける爽快感は言葉ではいいあらわせません。そして八ヶ岳、富士山、南アルプス、北アルプスまでの大山岳パノラマを楽しむことが出来ます。ビーナスラインの醍醐味はなんといってもドライブでしょうか。またビーナスラインは、長野県の貴重な有料道路になっていました。いままでは、白樺湖より霧ヶ峰までが、普通乗用車で890円。霧ヶ峰〜和田峠680円 和田峠〜扉峠630円 扉峠〜美ヶ原台上730円 全線2930円でした。高速道路みたいな料金を徴収されていましたが現在は全線無料で通行できます。いずれにせよ、ゆっくり各駅停車で走りたいものです。ジョナサンより白樺湖までは約40分。ここでは蓼科山に抱かれる白樺湖遠景を楽しんで下さい。車山高原からは、八ヶ岳と富士山とレンゲツツジが目を楽しませてくれます。そして霧ヶ峰のニッコウキスゲは一面緑のじゅうたんの上に可憐な黄色の花が数えきれないほど沢山咲いています。霧ヶ峰は日本のグライダーの発祥の地であります。霧ヶ峰よりほどなく悠久に思いを馳せる八島湿原があります。高山植物の宝庫八島湿原は、のんびり休憩して散策してみては如何がですか。さらに足を伸ばして高ポッチ高原鉢伏山へ。高原のイメージそのままの爽やかさと360°の大展望が魅力です。
霧ヶ峰の霧の発生について
霧ヶ峰(標高1700メートル)には年間を通して諏訪湖(標高700メートル)から暖かな南風が吹き上げてきます。同時に多量の水蒸気も一気に運びあげます。しかし100m上昇する毎に気温は0.6度気温が低下していくため、諏訪湖よりも1000m高地にある霧ヶ峰では、湖上と比べて6度気温が低くなっています。このため水蒸気は急激に冷却され、凝結し、霧が発生するのです。霧ヶ峰といえばどこかのクーラーの商標になるくらいの涼しさの代名詞です。霧ケ峰自然保護センター八島湿原あざみ館で高山植物を学んでみては?
ビーナスライン周辺は高山植物の宝庫です。霧ケ峰には長野県霧ケ峰自然保護センターが霧ケ峰大駐車場横に、また八島湿原駐車場には下諏訪町のあざみ館があります。高山植物の写真、名前、種類をはじめ霧ケ峰の自然が詳しく解説されています。
霧ケ峰は高山植物とグライダー一望さえぎるものもなく、柔らかな起伏がどこまでも続く霧ヶ峰高原は、主峰、車山(1925m)から噴出した溶岩でできた広大な高原です。
富士山をはじめ、八ヶ岳・アルプス連峰など中部山岳の各峰が一望できます。
またここに発生する豊かな上昇気流は、グライダー場としても絶好ということで日本グライダーの発祥地といわれています。
この高原の自然はすばらしく、6月初旬には緑の草原に真っ赤なレンゲツツジが咲きほこり、7月中旬からニッコウキスゲ、秋にはマツムシ草の大群落が咲き競ってすばらしいながめです。
写真で見る霧ヶ峰の四季
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霧ヶ峰より車山方面 2006.8.23 | 霧ヶ峰より八島湿原方面 2006.8.23 |
霧ヶ峰より蓼科山方面 2005.7.18
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霧ヶ峰より 2005.7.18
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車山肩より霧ヶ峰方面 2005.7.13 |
車山肩より車山方面 2005.7.13
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車山スキー場中間地点のポッポ 7.10
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霧ヶ峰のニッコウキスゲ 7.10
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2008年6月6日情報 もうすぐ霧ヶ峰には全山が黄色の絨毯におおわれる季節になります。7月中旬頃から見頃を迎えます。ジョナサンを出発して白樺湖経由車山高原、霧ヶ峰にドライブします。夏の一番のお勧めは霧ヶ峰高原のニッコウキスゲです。平均標高は1200m以上。真夏でも長袖が必要なくらいとても涼しい所です。表題の写真はまさしく深い霧に覆われた霧ヶ峰のニッコウキスゲです。ジョナサンのニッコウキスゲは一足早く咲いています(2009.6.23現在)
2007年8月28日の霧ヶ峰最新情報
諏訪市郊外の車山山頂近くの遊歩道沿いで、霧ヶ峰の秋を飾るウメバチソウの花が見頃を迎えています。今年は猛暑のため『草原の秋景色』は猛スピードで進んでいるそうです。ウメバチソウはユキノシタ科の多年草。小さな梅の花に似た花を上向きに咲かせて、風に揺れて気持ちがよさそうです。9月上旬まで楽しめます。
2004年6月7日の霧ヶ峰最新情報
霧ヶ峰高原と八島湿原 その名のとおり深い霧に覆われていました。池のくるみ周辺、車山高原と白樺湖周辺のレンゲツツジは満開でした。霧ヶ峰高原のニッコウキスゲの群落はあと30日ほどで咲き始めるでしょう。緑一面がニッコウキスゲのオレンジ一色になります。八島湿原では湿原一周 約1時間のトレッキングをお勧めします。スズランも可憐に咲いています。行楽客の少ない6月は高山植物をゆっくりのんびりと鑑賞出来ます。帰りはビーナスライン近くにある河童の湯温泉(400円)でのんびりしました。