重文日本最古級の洋風学校『旧中込学校』
ポンタとポッキーの
ローカル線の旅シリーズNO93
 トップページ

日本近代化遺産に登録された旧中込学校 2階中廊下北面の丸窓ステンドグラス

夏休みも終了したので、スタッフ全員で佐久コスモス街道方面をドライブしました。快晴の野辺山高原では八ヶ岳と高原野菜畑をバックに記念撮影。すっかり旅人気分につかることができます。さて佐久市の中込地区はケーキ屋さんの数が非常に多いいってご存知でしたか。そんな佐久市のお隣の小海線滑津駅から歩いて5分の所に旧中込学校があります。日本近代化遺産(ヘリテージ)の指定を受けている旧中込学校(中込小学校は近代的な校舎で現存します)は長野県佐久市にある明治時代の小学校校舎です。八角塔を持つ白亜の壁に緑の屋根が特徴の校舎です。
館内の資料を見てびっくりしました。旧中込学校建設費を、周辺の小さな村の人々が、寄付で作ったと聞いて、本当に驚くばかりです。
この建築の総工費は、6,098円51銭8厘で、現在では軽く7000万円以上だそうです。
白米1升6銭の当時この寄付金を思うと、一寒村にもかかわらず、教育に寄せる村の人たちの情熱が伝わってくるようです。 西洋風の建物は、村の大工さんにより建てられたもので、和洋折衷のかわいらしい建物です。外観は青空にも映える白壁に八角塔と、学校らしい清潔感漂う雰囲気でした。
しかし、中に入ってびっくり!外は25℃以上の暑さなのに、校舎内はたぶん18℃位。急な階段にびっくり。2階に上がってさらにびっくり!!廊下の突き当たり。この色硝子。なんとも美しいではありませんか。空気がひんやりしてるので妖気も漂いそうな雰囲気。こんな晴天の日でも、建物内部はひんやりと、薄暗く、廊下の奥に煌く4色の光。当時の建設のにたずさわった地元大工さんの意気込みが感じられます。

望楼の太鼓で村民は時を知り「太鼓楼」と呼び親しんだそうです。
子どもたちの心を深くとらえた八角形の望楼。天井には太鼓がつるされ、朝夕5回時を告げたそうです。
野良にいる村の人たちはこの太鼓の音で10時、正午、3時の時刻を知ったそうです。
望楼は太鼓楼と呼ばれ、やがて学校を指す呼び名に変わっていきました。

旧中込学校.資料館入場料
一般 250円(200) 学生 150円(120) 中学生 小学生 120円(100)
※( )内料金は団体20人以上料金

ジョナサンの予約 お問合わせは
TEL : 0266-66-2449  FAX: 0266-66-2688
メールアドレス :jonathan@jonathan-pocky.com
〒399-0101 長野県諏訪郡富士見町富士見高原ペンションビレッジ
写真 田中ちひろ(ジョナサンスタッフ 神奈川県横浜特派員)西川静江(愛知県県名古屋特派員)

2005/9/01作成 2005/9/01取材 9/02更新