※当日はジョナサンから送迎車が出ます。先着7名のお客様は、オーナーと一緒に高根町やまびこホールへ出発します。(チケットを購入して参加下さい。)
湧きおこる生命の声
世界的なソプラノサックス奏者であるポール・ウィンターは、ザトウクジラや狼、日本の丹頂鶴など自然界とのコラボレーションをテーマに音楽活動を続けて30年以上、彼の音楽に対する姿勢とサックスの音色には世界中の数多くのファンが魅了され続けています。ジャズ、ニューエイジ、ボサノバ、ウェスタン、ケルト、クラシックなど多岐に渡る演奏スタイルは変幻自在。まさにWorld Musicと呼ぶにふさわしいものでしょう。
今回は6年ぶりの来日公演が実現。東京オペラシティが贈るバレンタイン・コンサートです。もちろん長年、彼と活動を共にしてきた選りすぐりのアーティストたちも登場!透明感のある瑞々しいサックスの響きとピアノ、オルガン、チェロ、パーカッションなどとのセッションで、ちょっと粋な、心温まる一時を過ごしてみませんか。
ポール・ウィンター(ソプラノサックス) Paul Winter
ペンシルバニア州アルトゥーナ出身。ノースウェスタン大学在学中に結成したジャズ・セクステットがジョン・ハモンドに認められてコロンビア・レコードと契約し、ケネディ大統領に招かれてホワイトハウスで演奏した最初のジャズ・グループとなった。
1967年、ブラジルの音楽に触発された新しいグループ、ポール・ウィンター・コンソートを結成。翌68年に初めて耳にしたザトウクジラの歌は、ポールの音の世界に対する概念をさらに拡大し、オオカミの遠吠えをはじめとする自然界の音を積極的に取り入れるようになった。また71年に発表した10作目のアルバム「ロ−ド」は、アポロ15号の宇宙飛行士によって月へ運ばれ、2つのクレーターが同アルバム内の曲である《イカルス》《ゴーストビーズ》にちなんで命名された。80年に自らのレーベルであるリビング・ミュージックを設立し、ニューイングランドの森に囲まれた自宅の納屋を改造したスタジオのほか、グランド・キャニオンのような自然の音響空間、世界最大のゴシック様式教会であるニューヨークの聖ヨハネ大聖堂で録音を行うようになる。
これまでにグラミー賞を3度受賞しているほか、国連グローバル500賞、国連環境計画功労賞、米国動物愛護協会ジョセフ・ウッド・クラッチ賞などを受賞している。
ユージン・フリーゼン(チェロ) Eugene Friesen
カリフォルニア州フレズノ出身。学生時代にポール・ウィンターのワークショップに参加してその才能を見いだされ、エール大学卒業後にコンソートのメンバーとなる。即興を取り入れた自由奔放な演奏スタイルに定評があり、バークレー音楽院で教鞭を執るかたわら、「チェロ・マン」として全米の子供たちにチェロの楽しさを教えるツアーも行っている。
グレン・ベレス(パーカッション) Glen Velez
テキサス州出身。スティーヴ・ライヒとのレコーディングやツアーを経て1983年よりコンソートに参加する。驚異的なフレーム・ドラムのテクニックの持ち主で、2001年にはドラム・マガジンのベスト・パーカショニストに選ばれている。発表したソロ・アルバムは10作を超え、リチャード・ストルツマンやパット・メセニーを含む多くの音楽家の作品に参加している。
ドロシー・パパダコス(オルガン) Dorothy Papadakos
ネバダ州タホ出身。ジュリアード音楽院卒業後、ニューヨークにある世界最大のゴシック様式教会、聖ヨハネ大聖堂の主席オルガニストを1990年より務める。作曲家として、映画、演劇、テレビ、バレエに数多くの作品も提供している。プロ・オルガノ・レーベルより5枚のアルバムを発表している。
ポール・サリバン(ピアノ) Paul Sullivan
マサチューセッツ州ボストン出身。エール大学卒業後にニューヨークへ移り、ブロードウェー・ミュージカルに作品を提供する一方、母校に電子音楽科を創設して教鞭を執る。1988年にメイン州に移ってからは自然の美しさをテーマにした作品を数多く発表したのち、リバー・ミュージック・オーケストラという10人のシンセサイザー奏者からなるグループを結成して活動している。