2006.5.9 編笠山頂 14時28分登頂
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編笠山頂より権現岳.ギボシ
青年小屋も見える |
里山歩き 編笠山
ジョナサンのホールからは、八ヶ岳連邦の編笠山と西岳の姿を見ることが出来ます。特に編笠山は山容もはっきりと確認出来ます。女性的な穏やかな山についうっとりとしてしまいます。今回はお客様のチェックアウト後に出発したので歩き始めたのは10時頃になってしまいました。それでもペンションから12分位で登山道の始まる観音平(1570m)に到着しました。
今回の山行きでは、登山道の残雪のことが一番気がかりでした。さいわい標高2100mの押出川までは大変楽にあるけます。途中には甲府盆地に浮かぶ雲海の富士山も望めます。雲海には熟年の老夫婦が休憩しています。なんでも若い頃は同じルートで編笠山に何度もチャレンジしたそうです。
さて押出川からは沢からの湧水と登山道の残雪が我々を苦しめました。雪解け進む登山道の地盤が崩れて何度も沢水に足を洗われました。青年小屋まで2時間の道のりは、里山歩きを何度も経験した私達にとっても大変過酷な行程です。雪山登山の厳しさを身を以て経験しました。
青年小屋では北海道小樽出身のメグミさんが、笑顔で迎えてくれました。なんでも2週間前に青年小屋に来たばかりだそうです。山の女神にでも出会ったような美しい方です。それになにより大変親切でした。疲れた体を癒すためにしばし熱い紅茶で休憩しました。
青年小屋からはいよいよハイライトの石飛びコースです。一つ3m以上ある石の上を赤いペンキの石を探しながらピョンピョン飛び跳ねて歩きます。同行のポッポも慣れたもんで上手に飛び跳ねながら進んでくれます。しばらくすると石飛びコースも終了して、ハイマツやシャクナゲの中の雪の登山道が出現します。標高がすでに2400m付近なので足が雪の中に落ち込むことは少なくなりました。山頂は石ころの山です。輻射熱で岩盤浴ができそうなくらい温かです。濡れた靴や靴下を脱いで乾かします。下界には富士見高原のペンション村や富士見町の田園風景が見れます。そして感動したのは、残雪の権現岳、ギボシ、赤岳、横岳、阿弥陀岳と続く八ヶ岳連邦。振り返れば雄大な南アルプスの連なりがありました。
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青年小屋で休むポッポ
2006.5.9 15:33撮影 |
雲海で休憩
2006.5.9 10:41撮影 |
青年小屋の女神 メグミさん(左)
ポッポはかつみさんのビスケットを見てる 2006.5.9 15:54撮影 |
雲海に浮かぶ富士山
2006.5.9 11:30撮影 |
行きコースタイム
ジョナサン(9:40)→観音平(9:52)→雲海(10:41)→押出川(11:23)→富士展望台(11:23)→青年小屋(13:29)
青年小屋出発(13:51)→編笠山頂(14:27)
帰りコースタイム
編笠山頂(15:00)→青年小屋到着(15:30)→青年小屋出発(15:55)→観音平(18:58)→ジョナサン(19:15)
編笠山は6月上旬から中旬に山頂付近にシャクナゲの花園が出現します。
※ジョナサンではポッポ、スタッフと一緒に里山歩きををしています。一緒に里山歩きをご希望の方は遠慮なく連絡下さい。夏休みをのぞいた平日に実行します。みんなで待っています。
今回のメンバー
BCリーダー 安藤 直子 . 食料係 長沢 かつみ . サブリーダー 安藤実 .案内犬 ポッポ
ゲスト 青年小屋のメグミさん(北海道小樽出身)