? サンタは赤い電車でやって来る!!

サンタは赤い電車でやって来る!!

ポンタとポッキーの
ローカル線の旅シリーズ
NO35 名鉄 谷汲線・揖斐線

ジョナサンの2001
クリスマス
テーマは
『なつかしさ探険隊』

1965年から続く
伝統の行事
『世界サンタ会議の旅へ』
日本からは
名鉄 谷汲線・揖斐線
赤い電車2両で2人のサンタは
デンマークのバッケンへ

今回『世界サンタ会議』に参加したのはデンマーク、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、カナダ、ロシア、ドイツ、オランダ、スペイン、そして日本の10代表。もっともこれは名鉄 谷汲線・揖斐線の赤い電車2両に乗って『世界サンタ会議の旅へ』出発したサンタさんからの情報。デンマークの主催者に尋ねたところ『ゴメン、正確にはわからないんだ』とのことだったので自力で調べた。サンタクロースの呼び方ひとつとっても、国によってさまざまでおもしろい。たとえば、デンマークでは『ユルマン』。スペインでは『パパノエル』。オランダでは『セントニコラス』。セントニコラスはなんとブラックピーターという召使いを連れているなど、スタイルもさまざまだ。ちなみにデンマークではサンタはグリーンランドに住んでいるといわれ、写真を撮っても赤い線が1本写るだけなのだそうだ。ほかに我々の日本には、北海道の利尻岳、東北の飯豊連邦、信州の八ヶ岳、木曽の御岳山、中国の大山、九州の屋久島、南西諸島の西表島にサンタさんがいるそうです。

『絵本の中から出てきたような昭和初期の空気が漂う可愛い電車』

名古屋鉄道の谷汲線・揖斐線には、昭和3年から4年にかけて製造されたモ750形が頻繁に走っている。小さい赤い電車が美しい緑の山野を走る光景は、絵本の中の一ページみているようだ。
床は油の染み込んだ木製。赤い布張りの座席に座れば、心がほっと軽くなる。
モ750形も素敵だが、ここにはその先輩のモ510形がいる。この車両は大正15年7月に製造された。曲線を強調した車体や車内の装備に、大正ロマンの雰囲気がほのかに漂う。永遠の美少女ともいうべき魅力的な電車である。現在は、新型車が導入されたため、残念ながら予備車となってしまい、運行は不定期。運が良くなければ出会えなくなってしまった。

『大正ロマンのモ510形』
電気軌道が大正15年に製造した車両で、 長い間美濃町線で活躍していたが、昭和42年揖斐線と岐阜市内線の 直通運転を実施するのを機に、直通用車両として揖斐線へ転属し た。 最大の特徴は正面5枚窓の流線型と楕円型の戸袋窓で、白熱灯 を用いた大きなグローブ付車内灯やヨロイ戸式の日よけと合わせ て、大正の雰囲気を今に伝えている。 昭和63年にはエバーグリーン 賞を受賞、その際に塗色を赤一色から市内線直通運転開始時の赤と 白のツートンカラーに変更した。


協力 名古屋鉄道M1998年11月26日撮影
●名古屋鉄道の谷汲線・揖斐線へは、名鉄新岐阜駅前より黒野行きに乗車。営業区間=揖斐線は忠節から黒野を経て本揖斐まで16駅、18,3km。谷汲線は黒野を経て谷汲( たにぐみ)まで9駅、11,2km。今回掲載しましたこの名古屋鉄道の谷汲線・揖斐線は,沿線の岐阜県や市町村の熱心な反対運動中です。『大正ロマンのモ510形』の赤い電車を末長く残すように努力してます。サンタクロースをイメージしてしまうほど昭和3年から4年にかけて製造されたモ750形は『絵本の中から出てきたような昭和初期の空気が漂う可愛い電車です。』
●愛知県豊田市の斎藤仁美さんは、ポンタとポッキーのローカル線の旅に延べ4日間も同行しました。
●『サンタは赤い電車でやって来る』探険隊 ポッキー 直子さん、斎藤仁美さん

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1998年12月7日制作 2003年3月29日更新  ジョナサン