ポンタとポッキー ローカル線の旅 NO62 山陽本線明石駅下車
ポンタポッポの愛称はポッポです
ジョナサンに4代目のポンタポッポ(愛称ポッポ)が兵庫県明石市南貴崎の尾松先生の家より、はるばる460キロの行程を走破してやってきました。ポッポは2000年7月17日に明石海峡を望む高台のお家で生まれました。現在趣味は噛むこと。走ること。食べること。ジョナサンの新しいアイドルです。ポッキーより。(右の写真は10月15日に岐阜市の生駒美知子さんが撮影しました。)
明石(あかし)城
兵庫県明石市 JR山陽本線/山陽電車 明石駅下車北へすぐ
日本標準時子午線の通る明石 その明石駅のすぐ北に明石城はあり、JRの駅から一望できます。明石滞在3日間は毎日散歩しました。広大な敷地はポッキーも御満悦でした。
明石城は1619年、幕府の肝入りで小笠原忠真により築城され、その後は主に松平氏が城主となりました
本丸〜二の丸〜東の丸からは明石海峡が一望できます
本丸に4つあった櫓のうち南側の2つが現存して重要文化財に指定されていましたが阪神淡路大震災で大きな被害を受けたため災害復旧工事が行われ、1999年になってやっと元の姿にもどりました
さらに嬉しいことに 2つの櫓を繋ぐ土塀が100年ぶりに復元 されました
これは櫓の修復工事中に土塀に関する宮内庁の記録が発見され、明治期に解体されたことが判明
構造も分かったので復元が成されたものです
魚の棚商店街
魚の棚商店街とは、 魚屋さんを中心に練り製品や塩干物を扱う店などが100軒余り集まっています。 板の上に魚をずらりと並べて売る様子から名付けられたこの商店街、 歴史は江戸時代初めにまでさかのぼります。ポッキーもみんなで散歩しました。特に卵焼きはメッチャ美味しかったなー。
イキイキの秘密はどこにある?
午後の魚の棚に買い物に出かけると、 ひる市でセリ落とされたイキの良い魚が、 店頭にずらりと並んでいます。これが、「明石のひる網」でとれた新鮮な魚。 しかも、魚の棚から歩いて2〜3分の卸売市場の分場や、明石浦漁協、 林崎漁協の共販所でセリ落とされた『前もの』があっと言う間に店先に並ぶのですから、 イキイキ、ピチピチなのもうなずけます。
食通がうなる”アナゴ”その名前の秘密は?
ウナギとぢがい、海で生涯を過ごすアナゴの生息地は、 内湾の岩場や海草の生い茂った浅い砂地。 夜行性で昼間は岩穴や砂の中から頭だけをちょこんとのぞかせています。 そこから穴子(アナゴ)と呼ばれるようになったのでしよう。 海から川へと淡水に棲むウナギとちがい、アナゴは目や口が大きく、 きつい顔立ちで漁師の指に噛みつくこともあるのです。
明石ダイ、そのおいしさの秘密は?
昔からおいしさには定評がある『明石ダイ』。 明石海峡は、栄養豊かな瀬戸内海で繁殖するプランクトンに始まり、 イカナゴ、エビ、カニなどが多く集まっており、 マダイにとって絶好のエサ場。 その上、この辺りは潮の流れが速く、回遊しているうちに筋肉が締まって、 良い昧に成長していくのです。 おいしさの秘密は、工サと潮流にあったのです。
うまい!といわれる明石ダコの秘密は?
激しい潮流にもまれて身が締まっているというだけなら、他の魚も同じ。 ところが「明石のタコは専ら力ニを食べている」との説があり、 つまりは工サの違いがうまさの違いというわけです。 流れの速い明石海峡は、名もない稚ガニ類の宝庫でもあります。 人間にとってもとびきりのごちそうになるカニ類を、 朝から晩まで食べているのですから、 タコの身も自然とおいしくなるのだそうです.
タイ、タコに並ぶ明石ブランド、”明石のり”の秘密は?
明石海峡の微妙な潮の流れや海水中の養分、塩分、水温など、 のりの養殖に最適な自然条件。今や日本一の生産量を誇る「明石のり」は、 色艶があり、味・香りもすぐれたりっぱな明石ブランド。 タンパク質、ビタミン、ミネラルもたっぷりで、 コレステロールも下げてくれる“海の大豆”は、 とてもおいしい自然食品です。
イカナゴ
明石の家庭料理には欠かせないのがイカナゴです。 クギ煮や釜揚げなど楽しみ方もいろいろ。 春を告げる味覚の代表です。
メバル
何といっても煮つけが一番ですが、とれたてのメバルはお造りでもいただけます。
タイ
わざわざ遠方から明石にタイを買いに来るほど有名な明石ダイ。 お造りや焼きダイが中心ですが、残ったアラはあらだきにしていただきます。 白子の塩焼きや真子の煮つけも美味しいです。
アジ
マルアジは、夏の明石には欠かせない魚です。 唐揚げや天ぷらにして夏の暑い一日冷たく冷やしたビールのおつまみに最高。 お造りにしてもタイにひけを取らない味です。
ベラ(キュウセン)
色あざやかな姿で知られるベラは明石では人気の魚の一つ。 塩焼きにしたり南蛮漬けにしたりしていただきます。 小骨が多いので注意しましょう。
アナゴ
ウナギ同様スタミナの源アナゴ。 料理方法も様々で焼きアナゴの他、蒸しものや天ぷら、柳川なべにも使われます。 女性に人気の魚です。
タコ
明石タコは特別身が締まっていておいしいと言われます。 お造り、天ぷら、酢の物、煮物と味わい方もいろいろ。 最近ではパンの中にタコを入れた“タコパン”も人気です。
カレイ
秋から冬にかけておいしいのがカレイです。 この魚も唐揚げや煮つけなどがポピュラーないただき方ですが、 薄造りにしてもいただけます。
ヒラメ
カレイとよく似ていますが、よく見ると目が左側に寄って口が大きいのがヒラメです。 上品な白身のお造りはまさに絶品。 カレイ同様、唐揚げや天ぷら、煮つけなどにすると良いでしよう。
タチウオ
銀色の剣を思わせる姿からタチウオと呼ばれるようになったとか。 たいへん身が柔らかくウロコがないので食べやすいのが特徴です。 新鮮なものは、お造りでもおいしい魚です。
ハゲ(カワハギ)
皮が厚いこの魚は一気に皮を剥がすことができるのでこの名が付きました。 食べ方としては煮つけにしていただくのが一般的ですが、鍋に入れたり、 味噌仕立てにしても良いでしよう。